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金鳳花 2 

ソンス番外編更新しました。一応、このお話はこれで完結です。

当ブログの年内の更新はこれで終了となります。ま、明けたらまたすぐ更新すると思いますが、とりあえず。(笑)
本年もワタクシのアヤシイ妄想と拙い文章にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
結局、足掛け三年もかかった(^^ゞソンスのエセノベライズですが、おそらくワタクシの身に何事も起こらなければ(笑)近々完成できるかというところまできましたので、来年は当ブログにとりましても、ひとつの節目というか、新しい年になるのかなーという気がしております。

たくさんの拍手やコメント、ランキングポチ、パス・ブロとも申請をありがとうございました。
毎度、自分の表現力のなさに悶絶しつつも書きたいと思えるのは、読んでくださる皆様あってこそです。
ソンスが好き。ユチョンが好き。その気持ちを共有し、応援してくださる皆様の存在がなければ、ここまで書き続けることは絶対にできなかったと思います。

だってね、昔から日記とかって一度も書いたことないんデスよ、ワタクシ(^^ゞ
自分しか読まないものって、書く気も起こらなくて(笑)
でも今は、たとえ日記であってもブログという手法を取れば読んでくれる人がいるわけですから。
ありがたいことです、ほんとに(^^)

来たる年が、皆様にとって良い年となりますように。
そして我が家にも、なんかちょびっといいことあるといいなぁ。
宝クジがあたるとか。←ちょびっと?

ではでは、来年もどうぞよろしくお願いいたします(^^)
*********************************



「なんだかおかしなことになっちゃって、ごめんなさい」

二人の家に帰り着くなり、ユニが潮垂れてそう言った。四人で飲んでいたときはそんな出来事などまるで気にする風もなかったが、彼女は彼女で、ソンジュンのために作ったものがいつのまにか花の四人衆の記念品みたいになってしまったことに、かなり落胆しているようだった。

「あの手巾、コロ先輩がまだ持ってたなんて、知らなくて。たぶん先輩も、忘れてたんじゃないかな。ほら、コロ先輩って面倒臭がりだし」

先輩“も”ということは、ユニ自身は綺麗さっぱり忘れていたわけだ。少し救われる気はしたが、何故か逆に切なくもなる。
ソンジュンは手巾を取り出して、そこにある刺繍を見つめた。

「これは、何という花だ?」
「金鳳花〈きんぽうげ〉よ。花弁が5つしかないから、一番簡単だろうって、小さい頃にお母さまが教えてくれたの」

以来ずっとこればっかり、と彼女は笑った。

「金鳳花か……」

艶やかな刺繍糸の目に沿って花弁を軽く撫でてから、ソンジュンは呟くように言った。

「子供の頃、この花がたくさん咲いているところに、母に連れられて行ったことがある。知ってる?金鳳花は陽を浴びると、花びらがきらきら反射して、眩しいくらいに光るんだ」
「そうなの?」

見てみたいと言うユニに、ソンジュンは次の春が来たら行こうと微笑みを返した。
次の春。その頃の自分たちは何をしているのだろう。成均館を卒業して、官職に就いているだろうか。彼女と二人で。
どうであれ、ユニを必ずあの場所へ連れて行こうとソンジュンは密かに誓った。
光り輝く一面の金鳳花の中で、笑う彼女を見たいと思った。

「私、もっと練習して、牡丹とか菊とか、そういうのも刺せるようになるわ。そしたら、また縫うから。今度は本当に、あなただけに」
「牡丹なんて、練習しなくていい。僕にはこれで充分だ」
「でも……」

いいんだ、とソンジュンは言った。
思えば、これほど彼女らしい花もない。

「僕はもう、たくさんのものをきみから貰ってる。どれもこの世に一つしかない、大切なものばかりだ」

そう言って、ソンジュンはユニを抱き寄せた。
胸に広がるぬくもりが、彼を優しくあたためる。

彼女を任せると、ジェシンはあのときソンジュンに言った。しっかり守ってやれと。
その言葉に嘘などなかったことは、ソンジュンにもよくわかっている。
だがだからこそ、またわかるのだ。ジェシンがユニの手巾をずっと肌身離さず持っていた理由も。

気持ちは、どうしたって止められない。それはソンジュン自身が一番よく知っている。想うことをやめろと言われても、無理なものは無理だ。
なのに、どうしてこの狭い心は、それすらも許せないと駄々をこねるのだろう。

そばでずっと見ていて、惹かれずにいる方が、きっと難しいのだ。
金鳳花のように、まばゆいほどに輝く彼女だから。

よかった、とソンジュンの首筋に小さく呟くユニの吐息がかかった。

「私はあなたに貰ってばっかりだと思ってたから。私にも、あげられるものがあって、よかった」

甘く囁く声に、首の後ろがぞくりとする。
少し体重をかけると、細い身体は難なく床の上に倒れた。
首筋を這い始めた唇に、ユニが 待って、と戸惑った声を出す。

「雨に濡れたままよ。湯浴みを……」
「このままでいい」
「だけど、その……」

そんなことを言っている合間にも、ソンジュンの手はいつもより性急にユニの帯紐を解き、合わせを開いて早くも胸のサラシに掛かっていた。

「───確かめたい。きみが僕にくれたもの、全部を」





雨は、夜半を過ぎてからいよいよ本降りとなった。
激しく屋根を打つ雨音の中、ソンジュンの唇がたてる湿った音だけが、時折、暗い室内に響く。

夜目にもはっきりとわかる、ユニの美しい裸体。
無数の雨粒に閉じ込められたふたりの部屋で、その晩、ソンジュンは貪るようにただひたすらに彼女を求めた。
そうやって、身体と心で、何度も確かめ、刻みつけたいと思った。キム・ユニという、ただひとつの、かけがえの無い存在を。

潜めた眉も、時折震える長い睫毛も。
桃色の唇も、濡れた小さな舌も。
温かく脈打つ首筋も、魅惑的な白い胸と、その先端も。
可愛らしい臍のくぼみも、滑らかな腰も、茂みの奥の、熱く深い場所も───

彼女のすべては、この世で唯一、自分だけのものだ。そう実感できるこの悦びに比べたら、手巾の一枚や二枚、どれほどのものだというのか。
彼は懸命に、自分にそう言い聞かせていた。

「ね……どうした、の……?」

息を弾ませながら、彼の下でユニが言った。何が、と訊くと、「今夜は、何だか……」と言ったきり、堪えきれないといった風に彼女はまた、甘く艶めいた声を上げた。
頭の隅に、あの金鳳花の手巾を手にしているジェシンの姿があったからかもしれない。独りよがりになってしまったかとソンジュンは動きを止め、汗で頬に張り付いた彼女の髪を払った。

「辛い……?」

そう訊くと、ユニは激しくかぶりを振った。

「やめ……ないで。お願い……」

ソンジュンは小さく微笑むと、ユニの背中に腕を回して身体を起こし、胸を合わせて座す自分の腰を跨がせるようにして抱きかかえた。
深いくちづけの僅かな合間に、彼女の戸惑いが伝わる。

「きみが、動いて」
「え……?」

潤んで光る瞳が、彼を見つめ返した。

「やめて欲しくないんだろう?だったら、きみがやればいい。いつも、僕がしてるみたいに」

そんな、と助けを求めるような表情でユニはソンジュンを見たが、彼は譲らなかった。

「手伝ってあげるから……」

耳元でそう囁きながら、つんと立った胸の頂を親指で押し潰し、捏ね回す。白い尻に手を添えて促すと、彼女はゆっくりと腰を波打たせ、自身の最も敏感な部分を彼の下腹部に擦りつけ始めた。

「意地悪……」

羞恥のあまりにか、泣きだしそうな顔でそう言いながらも、彼女はその淫靡な動きを止めない。ソンジュンは薄目を開け、恋人が自分の手によって悦楽の波に飲まれんとする姿を網膜に焼きつけた。
どくんと、自身の血流が彼女の中で跳ねるのがわかった。

「きみは───」

なんて可愛いんだ、という言葉は、痺れるような感覚の中で声にならなかった。ソンジュンは代わりに、息もつかせぬほど荒々しく濃密なくちづけで、溢れ返る想いを彼女にぶつけるのだった。


*   *   *


尊経閣の前庭で、ほら、と差し出されたそれに、ソンジュンは怪訝な顔で「何ですか」と尋ねた。
ジェシンは苛々と手にした手巾を振りながら、言った。

「テムルに、そのうち返そうとは思ってたんだ。ただ、汚しちまったから、洗濯とか、そういうのが面倒で……」

言いながら、ジェシンは自分でも言い訳がましいと思ったのか、「あぁクソッ!」と横を向いて小さく悪態をついた。

「とにかく、返す。お前からあいつに渡しといてくれ」
「お断りします」
「何?」

ソンジュンは何食わぬ顔で、言った。

「いくら洗濯してあるとはいえ、先輩の血だの汗だの鼻水だのを散々吸った手巾など、彼女に渡せません。それに」

ぐっ、とジェシンの手首を掴み、薄く笑う。

「忘れないでください。これは“僕と先輩の”大切な絆なんです。粗末に扱ったら、僕が許しません」

ジェシンは言葉を失い、ぽかんと口を開けてソンジュンを見た。
丁度その時、講義の開始を知らせる鉦が鳴り始め、ソンジュンはジェシンの手を解放した。

では時間なので、と軽く一礼して明倫堂へと向かうソンジュンの背中を見送りながら、ジェシンは笑いとも呆れともつかぬ息を吐き出した。
と、いつからそこにいたのか、ヨンハがジェシンの肩に肘を乗せて、しみじみと言った。

「カランの奴、ちょっと前は全然余裕の無い顔してたくせに……。全く、羨ましい限りだよ。あの二人の仲の良さは」

テムルはいったいどうやってあいつを宥めたんだか、と暗に含めて、にんまり笑う。

「しかし、お前がテムルの手巾を後生大事に持ってるのを、あの嫉妬深い男が容認するとはね。随分と成長したもんだ」

ヨンハの言葉に、ジェシンは「成長だと?」と言ってふんと鼻で笑った。

「賭けてもいい。あいつは何も変わってないぞ。俺がこれを持ってるのは許すが、これを見てテムルのことは考えるなと、そう言いやがったんだからな」

そう、あれは明らかにそういう意味だった。しかも、ジェシンの手首を掴んだ時のソンジュンの目は、完全に人を脅すときのそれだった。
おおこわ、とヨンハは胴震いする。

「お前を助けようと咄嗟にテムルに手巾ねだっちまったけど、まさか私まで呪ったりしないよな?カランの奴」
「さぁな。あんまりテムルに構いすぎると、わからんぞ」

古来、怖ろしいのは女の嫉妬だったはずだが、最近はそうとばかりは言えないのかもしれない。
何にせよ、あの二人は超時代的だ。いろんな意味で。

ちらりとそんなことを思う、ジェシンだった。





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2013/12/30 Mon. 20:26 [edit]

category: 金鳳花

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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コメント

Re: snowwhite さま

確かに、まー我ながらよく続くなーとは思います(^^ゞ
このブログのために散々DVD見てますが、いまだにソンジュンにはドキドキさせられますから~。
ほとんどビョーキかもです(笑)

ブログ、更新終了ですか~。始まりがあれば終わりがあるとはいえ、やっぱり寂しいですぅ。
まだ記事はそのまま置いておかれるとのことでしたので、ウチのリンクも暫くこのままにしておきますね。
こちらこそイロイロとお世話になりました。ありがとうございます。

ブログの更新は終えられても、今後もお気軽に遊びに来ていただけると嬉しいです(^^)

あまる #- | URL
2014/01/05 02:50 | edit

Re: ゆうゆうさま

あけましておめでとうございます~。
お正月はご家族で楽しく過ごされましたでしょーか?

あんな腐れ妄想がお年玉になりましたなら嬉しいです(^^)
こちらこそ本年もよろしくお願いいたしますね~

あまる #- | URL
2014/01/05 01:55 | edit

悶え☆

ううう、ソンジュンの嫉妬の感情に悶えますな。
艶っぽいシーンに「きゃっ」と思ってしまいました。

さて、ブログ3年目突入おめでとうございます!

素晴らしい長続きですね。ちょっと感動します。わたしが情熱のたぎる勢いで全てを書き上げたのに対し、あまる様は足掛け3年!情熱の持続度が異なりますな。

さて、本日は報告に。
当ブログの更新は終えました。
あまる様には本当に仲良くしていただき、感謝しております。
今後とも、あまる様ワールドには楽しませていただきますね☆

本当にありがとうございました。

snowwhite #bSUw9.7Y | URL
2014/01/04 10:28 | edit

あまるさん
あけましておめでとうございます!
年末年始、自分と旦那の実家をまわってやーーと本日我が家に戻って
ちょっと久しぶりにここにおじゃましたら、
こんな素敵なお話がアップされていて、
まるであまるさんとソンスメンバーにお年玉をいただいた気分です♡♡♡
いつもいつも素敵なお話ありがとうございます♪
私たちに幸せをくださるあまるさんにとって今年も笑顔溢れる1年になりますように☆
今年もどうぞよろしくお願いいたします。




ゆうゆう #- | URL
2014/01/03 22:42 | edit

Re: ちゃむさま

ご無沙汰しております~。お忙しい中お越しくださいましてありがとうです!
お正月はゆっくりお休みできそうですか?
くれぐれもお体ご自愛を~。

うぉっ!あと二分で今年も終わりだっ!蕎麦作らねば。
こちらこそ来年もよろしくお願いします~。

あまる #- | URL
2013/12/31 23:59 | edit

Re: 48ママさま

激愛!いい言葉ですわ~。激愛。まさにソンジュン。表面的にはクール。でも中身激愛。たまらんです。
セリフはやっぱし気を遣いますね~。細かいとこまで読んでくださってありがとうございます(^^)
ソンジュンは基本ドSで俺様なんですけど、育ちがいいせいでなりきれてないんですよね。
そこにユニの付け入る隙を与えてるとゆうか(笑)

ああもうほんとにあと僅かになりました。
こちらこそありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします~。

あまる #- | URL
2013/12/31 23:45 | edit

Re: よこちょんさま

ワタクシも志を同じくする皆様方と出会えて嬉しかったです(^^)
ソンスはやっぱり特別ですね。このドラマとユチョンを知らずにいたら、ワタシの毎日はもっとずっと味気ないものになっていたかと思うと……。

あー今年もあと30分だ~。
来年もどうぞヨロシクです。よこちょんさまも良いお年をお迎えください~。

あまる #- | URL
2013/12/31 23:31 | edit

Re: あらちゃんさま

こちらこそお世話になりました~。
ワタクシ只今ガキ使見ながらコメ返中ですが、これ読んでいただける頃はもう年が明けてるんだろうな(^^ゞ
あらちゃんさんのサイトにも随分楽しませていただきました。
これからもご自分のペースで更新続けてくださることを願ってます。
異様にカワイイですもんね、あらちゃんさんちのソンジュン(^^)

ワタシはこんなに毎日ゆちょゆちょ言ってるのに、彼は全然夢に出てきてくれません。何故。
初夢に出てきてくれることを願って、今夜は枕の下にユチョナの写真入れて寝ます(笑)
どうぞよいお年を~(^^)

あまる #- | URL
2013/12/31 23:22 | edit

良いお年をお迎えください

ごきげんよう!大変ご無沙汰いたしました。以前にも嘆いていたように消費税upのせいでものすごく忙しくて全く余裕がうまれず大好きなあまるワールド浸ることもできませんでした。年末年始たまっていた未読分を堪能し、来る春に備えようと…来年もよろしくお願いします。

ちやむ #- | URL
2013/12/31 16:24 | edit

年の瀬の贈り物

  ソンジュンのユニへの想いは、「激愛」とでも表現したいような・・・。でも、
「きみが、動いて」であって、「きみが動けよ」でも、ましてや「きみが動け!」でもないところが、嗚呼、ソンジュンだなあ・・・。特に「きみが、」の後の「、」・・・僅かなタメがあるところが好きです。
 2013年もあと僅か。あまる様、本当にありがとうございました。来年も楽しみにしています。そして、読み巧者めざして、私も努力(?)します。
どうぞよいお年を。

48ママ #- | URL
2013/12/31 08:59 | edit

ユニ♡ソンジュン

嫉妬に悶え、ユニの愛情を確かめずにはいられないソンジュン~
なんて可愛いのっ!こんなに嫉妬する姿が美しい人はいません♡

今年の後半は私にとって特別な日々になりました。
ソンスに出会い、ユチョンに出会い、そしてあまるさまに出会い・・・
ふとした偶然からこんなにもはまってしまうなんて、自分でもビックリ!(^^ゞ

愛すべき登場人物に、愛すべきツッコミどころ満載のソンス・・・
ユニ♡ソンジュンの妄想は果てしないですね=^_^=

あまるさまのお話にめぐり会えてホント幸せでした。
たくさんの素敵なお話をありがとうございました!
来年もスゴク楽しみにしています )^o^(

どうぞよいお年をお迎えください♡

よこちょん #- | URL
2013/12/31 03:08 | edit

今年は大変楽しませていただきまして、ありがとうございました。
最後までしっかり楽しみました!
仕事納めで飲み過ぎてしまった~家事なんかできね~と思って帰ってきても、パソコン開いてよ~かった(*^_^*)
昨日、何故か不意にユチョンの夢を見ました。
どっかの大学病院の待合室で車が無くて困っていると、急に自分が送っていこうと言って手を引いて走るのです。誘拐されてもいいから、そりゃ~ついて行きます!何故そこにユチョンなのか、よくわかりませんが、いい夢でした。WWW
すみません、酔っぱらいの戯言を。
来年も楽しみにしております。お忙しい中お体大切になさってくださいね、よいお年をお迎えください。

あらちゃん #- | URL
2013/12/30 22:59 | edit

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