スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

--/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

cm --  tb --  

水月 3 

今LaLaTVにてイ・サン放送中。で、やっと見ることができました、イソジン正祖様。
若いときから苦労してたんだなぁ王様、と、ソンスのぐっさん王を見る目がまたちょっと変わったりしてます(笑)
サンも好きですが、特にお気に入りなのが護衛官三人組。
体育会系のチャンボとクールなソッキ、無邪気なテス、って組み合わせがなんとも。
特にソッキはいいなぁ~。やっぱ弓使いに弱いわ、ワタクシ。

なんか関係ない話になりましたが(^^ゞ番外編の続きは以下のリンクからどうぞ~。
************************************************


翌日。ソンジュンは一晩かけて書き上げた王への上奏文を手に、意気揚々と中二房を出た。
この上奏が認められさえすれば、居館修学という王命の呪縛から逃れ、やっとユニと二人だけの生活を手に入れることができる。
狼がうようよしている成均館という野っ原に羊を野放しにし、ただやきもきしているような気の休まらぬ日々から、ようやく開放されるのだ。
思えば長い道程だった。ソンジュンが感慨深げに嘆息し、今まさに北墻門を出ようと足を掛けたその時、だった。

「カーラン!」

と、いきなり喉元を背後から押さえ込まれ、そっくり返る。
わざわざ首を捻って確認するまでもなかった。こういう時に必ずといっていいほど邪魔をしてくれるはた迷惑な男は一人しかいない。

「ヨリム先輩……」

あからさまにげんなりとした声でそう言ったが、当の本人はどこ吹く風だ。片腕でソンジュンの首根っこを抱え込んだまま、耳元にひそひそと囁く。

「にやけた顔して何処へ行く気だ?さては、テムルへの満たされない想いをどこぞの妓楼で解消する気だな」
「そんなわけないでしょう。ヨリム先輩じゃあるまいし」
「そうか、なら良かった。今からお前を拉致する」

え、とソンジュンが訊き返すいとまもなく、そのまま強引に連れ去ろうとする。

「ちょっと、待ってください!僕はこれから宮殿に大事な用が……」
「そんなの後だ、後!今の私にはお前が必要なんだ」

必死の抵抗を試みるも、ヨンハの有無を言わさぬ力は、かなりの本気を示していた。遠ざかっていく北墻門に向かい、ソンジュンの手が虚しく宙を掻く。ほとんど引き摺られるようにして、ソンジュンは明倫堂へと連行されていったのだった。


*   *   *

「それで、宮殿には行けなかったの?」

夕刻。食事を終え、いつものように部屋を訪れたソンジュンに、ユニが尋ねる。ソンジュンは腹立たしさを思い出したかのように、不機嫌に答えた。

「とりあえず使いを遣って、上奏文だけは届けた。こういうことは人任せにしたくなかったのに……」

ユニは微笑んだ。それでも届けさせたということは、ソンジュンの中で一刻も早く王に許しを得たいという気持ちの方が勝ったのだろう。何事にも慎重で計画的に動く彼が、こと結婚に関してはこちらが戸惑うくらいの性急さを見せるのが、ユニには意外であり、また嬉しいことでもあった。

「色掌が言ってた。来年新入生が入ってきたら、ヨリム先輩を解任して、イ・ソンジュンを掌議にする議案を斎会に提出するって。斎任〈チェイム〉の先輩たちも、斎会の仕事をいろいろ押し付けられて、相当頭にきてるみたい」

ソンジュンは酷く疲れた人がそうするように眉間に指をあてていたが、ユニの言葉に顔を上げ、「まあでも、今回はましな方だった」と言った。

「予算審議だったから。算学が絡むと、あの人は張り切るんだ」

わかる気がする、と言って、二人で笑った。と、ちょうどそのときだった。

「楽しそうに、何話してるんだ?」

噂の当人が、いきなり無遠慮に扉を開けて中に入ってきた。

「少しは礼をわきまえてくださいと何度も言ってるでしょう。どうしていつも声も掛けないで入ってくるんですか」

途端にむっつりとしたソンジュンが、ため息混じりに文句を言う。だがヨンハは涼しい顔で、手にした扇子をひらひらさせた。

「いやぁ、そのうちお前たち二人が絡み合ってるとこでも見られるんじゃないかと思ってさ」
「かっ……絡みあっ……」

一気に耳まで真っ赤になったユニに、ソンジュンが慌てる。

「先輩!下品な冗談はやめてください」

まあまあ、とヨンハはソンジュンの肩をぽんぽんと叩いて、言った。

「今日はお前のお陰で助かったよ。斎任の奴ら、私が言うだけじゃ納得しないからね」
「僕は、先輩の案が最も合理的だと思ったので賛同したまでです。そもそも、事前に何の具体的数字も用意せずに予算編成を変えようとするのが無謀過ぎるんです。いくら先輩が世事に通じていても、感覚値だけで彼等が納得するはずないでしょう」

ソンジュンが表情を厳しくして言うと、ヨンハは肩を竦めた。

「しょうがないじゃないか、そこまで資料を揃える時間がなかったんだから。おいテムル、カランはやっぱり大した男だぞ。相手の論理の隙を突く天才だ。お陰であいつら、自分たちの体裁を整えるのに手一杯で、こっちの準備不足なんか気付きもしなかった。見ててあれほどスカッとするものはなかったね」

そりゃあそうだろう、とユニは特別驚きもせずに思った。だからユニなどは、ソンジュンと口でやり合うなんて愚かな真似だけはしないと心に決めている。そうすれば、本気の喧嘩になることなどまず無い。何か腹の立つことがあっても、大抵の場合、黙り込んだユニに恐れをなしたソンジュンがあっさり折れる、という形で終結するからなのだった。

「というわけでだ」

ヨンハがころりと表情を変え、にっこりと笑った。

「今日の礼に、二人に酒でも奢りたい。実は新しい店を見つけたんだ。すぐ支度しろ」
「あの、どうしてぼくまで?」

尋ねるユニに、ヨンハはつまらんことを訊くなとでも言いたげに鼻に皺を寄せた。

「お前が来なきゃ、カランも来ないだろ?いつだってべったりのくせに。言っとくが、今からそんなだと、すぐお互いに飽きちまうぞ」
「そんな心配は無用です」

至極真面目な顔で、ソンジュンが答えた。あまりにもきっぱりした物言いだったので、ヨンハが呆れたように はっと笑って、ユニを見た。ユニもつい、笑ってしまった。





↓楽しんでいただけたらポチっとお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
スポンサーサイト
web拍手 by FC2

2013/02/12 Tue. 18:02 [edit]

category: 水月

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

cm 4  tb 0 

コメント

Re: あらちゃんさま

いやぁ、読みが深い(笑)
ソンジュンよりユニのがよっぽど耳年増なのは確かでしょうね~。
しかしユニの筆跡のエロ本を読むソンジュン……(爆)(爆)
別の意味でえらいことになりそうですが(^^ゞ

あまる #- | URL
2013/02/14 01:22 | edit

Re: ともさま

コメントどうもです(^^)
ワタシもヨンハ書くのは楽しいです~
ほとんど嫌がらせのような行動も、彼の場合は愛情表現ですから(笑)

あまる #- | URL
2013/02/14 00:58 | edit

ほんとにテンションあげていただいてます

私もヨンハがからむシーン大好きです!ちょっとエロくなるしで。

>一気に耳まで真っ赤になったユニに、ソンジュンが慌てる・・・(笑)
実は私はユニは相当の耳年増だと踏んでいます。
3冊しかその手の本を筆写してないなんてぜったいうそや~
30っていうところをソンジュンが3と誤解したのに乗じて3冊ってことにした?くらいに思ってますので・・・勝手に、いろいろ想像できちゃうユニの方が真っ赤になって、まだよく知らないソンジュンが慌てる・・・と思っちゃいました。
昔、ユニが筆写した本がヨンハのコレクションの中に入ってたりしないかしら?たしか1話はそんなエピソードがありましたよね。そんな本出てきたらソンジュンは絶対読まずにはいられないでしょう。自分だけ知らないのは許せないと、全部読みたがるよ~♪と想像しては楽しんでしまいました。

あらちゃん #- | URL
2013/02/13 23:47 | edit

更新お疲れ様です

ちょっと忙しく過ごしている間に3まで更新されていて嬉しくてウキウキしながら拝見させていただきました!!

わたしの大好きなヨンハ先輩登場でテンション上がりました♪
ラブラブな二人の間に、さらっと入り込みソンジュンがイラっとするパターンはご馳走です(笑)

とも #- | URL
2013/02/13 12:35 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://amaru0112.blog.fc2.com/tb.php/166-6fb34d2d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

2017-10
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。