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拍手コメントのお返事です 

>z**-***nさま

はじめまして(^^)

ジメジメな季節にもかかわらず、こんなうっとうしいブログにお越しくださいまして
ありがとうございます!
ワタクシの文章力なんてまだまだですわ~。日々精進デス。進歩してるかはともかく(笑)
ご覧のとおりの遅筆なので、思い出したときにでもまた覗いてくださると嬉しいです。(^^)
今後ともよろしくお願いしますね~

>ちゃむさま

そうそう、この回のラストはいよいよユニの妓生姿が登場するシーンが~(喜)
実はこのシーン書きたくてブログ始めたようなもんですので、ワタシもさっさと更新したいんですが。
自分の遅筆が恨めしい(^^ゞ

コロにもホント、見てもらいたかったですよね。ソンジュンに優るとも劣らぬショーゲキの
瞬間に違いないのに~(笑)




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2012/07/04 Wed. 14:26 [edit]

category: 未分類

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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第九話 6 捜査開始 

室内に灯した蝋燭の明かりが、格子窓から流れこんでくる外気に煽られ、小さく揺れている。
王の、彫りの深い面差しに落ちる影も揺れた。そのせいか、いつにも増して表情が読めない。
茶器を王の前に置きながら、ヤギョンは懸念を隠さずに尋ねた。

「彼等に、解決できるとお思いですか」

王は立ったまま茶器を手に取り、一口含むと、微かに笑った。

「不甲斐ない師匠だな。自分の弟子を信じられぬのか?」

王の声音には、ヤギョンをからかうような響きがあった。かつて弘文館では研究一辺倒、宮中でも一、二を争う変人と評判だったチョン・ヤギョンが、今や人の子の師という立場で教え子の心配をしていることを、王は面白がっているようだ。

「漢城府の権知としてわずか2日も務まらぬようでは、そもそも宮仕えなどする資格はなかろう」
「それはそうですが……陛下の目的は、成均館の泥棒を捉えることではないはずです」

王はふっと笑って、「流石だな。お見通しか」と言った。そして、室内に吊り下げられた様々な薬包を興味深げに眺めた。

「雲従街から、真っ直ぐこちらへいらしたのですか?」
「何故わかる?」
「陛下のお召し物です。それに、お連れの者もご公務にしては少なすぎる」

茶器を卓に置き、ヤギョンに背を向けたまま、王は独り言のように呟く。

「まったく、そなたにはかなわんな」
「このところ、雲従街で盗難が相次いでいると聞きましたので……私も気にかかっておりました」
「小事の影に、大事有りだ」

周囲をはばかり、王は声を落としてはいるが、その語気は鋭い。

「巨悪は、巨悪であるが故にその身の全てを覆い隠すことは不可能だ。必ず何処かに、馬脚を現している部分がある。泥棒を追って行けば必ず、黒幕の存在を暴けるはずだ」

王はヤギョンに向き直ると、長いこと喉の奥につかえていたものを吐き出すように、言った。

「その正体を掴み、向き合う勇気のある者に───余は、金縢之詞を捜す任務を与えようと思う」

ヤギョンはまばたきすらできずに、王の目を見返した。室内に風はない。だがそのとき彼は確かに、王の瞳の奥底に、ゆらりとうごめく火影を見たのだった。


*   *   *


清潔で、機能的であること。ソンジュンが普段着るものに関して重視するのはそれくらいだ。身に付けるものによって、自分が他人にどう見られるかなど、ほとんど気にしたことはなかった。
だがそんな彼も、今日ばかりは、官服の威力というものを認めざるを得なかった。

胸背〈ヒュンベ〉の施された堂下官〈タンハガン〉の青い官服と紗帽〈サモ〉、という役人の姿で通りを歩くだけで、雲従街の人々は老若を問わず、わざわざ足を止め、彼に向かって恭しく会釈する。並んで歩くジェシンは人々の挨拶などどこ吹く風だが、ユンシクはソンジュン以上に戸惑っているようだ。軽い目礼だけで済ませればいいものを、丁寧な礼をいちいち返している。あれでは成均館に戻る頃には腰が痛くなっているだろう。

「おぉい、漢城府の権知ども!」

人ごみの間から、いきなりそんな声がした。見ると、濃い紫色の重ねに身を包んだヨンハが、くるりと華麗に回って彼等の前に現れた。

「先輩、その格好……」

ユンシクが半ば呆れたような声を出すと、ヨンハはどうだと言わんばかりに、派手な地模様の入った道袍の袂を広げた。

「ああこれ?新しく誂えたんだ。いいかテムル、朝鮮がこのザマなのは、国事を担う役人に、揃いも揃って同じ官服を着せるからだ。今のお前たちを見ろ。個性も主張もあったもんじゃない。そんな凝り固まった頭で、いい政策が浮かぶか?」

ま、コロは別だがね、と軽く付け加えて、しかめつらしく鼻に皺を寄せる。ジェシンの場合、原型を留めぬほど官服を着崩しているので、ヨンハがそう言うのも無理はなかった。
が、ジェシンは肩に無造作に引っ掛けた品帯〈プムデ〉──もちろんこれは肩ではなく、本来は腰に巻くものだ──をぶらぶらさせながらうそぶいた。

「アホらしい。貴様のおかしな持論をテムルに吹き込むな」
「でも、先輩らしいです」

と、ユンシクが笑ったのに気をよくしてか、ヨンハはふざけてワンワン、と犬の鳴き真似をしてみせ、言った。

「ウチの近所ではこう言う。“漢城府の役人より、裏の飼い犬を信じろ”ってね」
「ですが先輩、官服を着用していないと、漢城府に入れないのでは」

ソンジュンが口を挟むと、「お前らがいるだろ」と肩を ぽんと叩かれた。怪訝な顔で見返すソンジュンに、
ヨンハはこめかみのあたりを掻く。

「ああ、こう言ったらわかるかな。“代任”ってやつだよ。キミらに私の一切の権限を委任しよう。───というわけで、代わりに行って来てくれる?」

今度こそ本当に呆れた様子で口を半開きにしたユンシクに向かい、ヨンハはぱちんと片目を瞑った。
じゃあね、と身を翻す。ユンシクが慌てて、その背中に向かい声をかけた。

「先輩、漢城府権知の任務は、王命ですよ!」

振り向いたヨンハは何か考えがあるのか、不敵に笑って、言った。

「大丈夫。ちゃんと調査はするよ。お前のためじゃなく、私の紫禁城のためにね」

ひらひらと手を振り、再び雑踏に消えていく、一際華やかな後ろ姿。見送るユンシクがまだ気遣わしげなのを見て取って、ジェシンは言った。

「心配すんな。あいつはク・ヨンハだ。雲従街で生まれ育ってる。ここは、あいつにとっちゃ自分ちの庭みたいなもんだ」

ユンシクはそうですねと頷き、表情を引き締めた。

「漢城府に行ったら、次は例の薬屋を調べてみます。薬包を売った者が、他の物も……」

ふっと、ユンシクが言葉を切った。人々でごった返す通りを、大きく見開いた目で凝視している。間を置かずに、そこから女の悲鳴が上がった。

「泥棒よ!そいつを捕まえて!」

近くに居合わせていたらしい巡邏兵が、声を聞きつけて通りに飛び出してきた。その先で、一人の少年が群がる人々を突き飛ばしながら、ユンシクの方に向かって突進してくるのが見えた。

「あぶな……!」

ソンジュンは咄嗟にユンシクを引き寄せようとしたが、隣にいたジェシンの方が一瞬早く、さっと彼を抱きかかえて脇へと避けた。
少年と、それを追いかける巡邏兵たちが嵐のように走り去った後。
ふと目を移したソンジュンは、道の反対側で、ジェシンとユンシクがぴったりと身を寄せ合っているのに気付いた。

思わず、目を逸らしていた。

単に、ジェシンは少年との衝突からユンシクを守っただけだというのに、何故かソンジュンは、ジェシンの腕の中にいるユンシクを直視することができなかったのだ。

ソンジュンは、自身の中にいきなり巻き起こった理解できない感情に戸惑った。

今は、そうだ。今は少しばかりユンシクとの間がぎくしゃくしているから、何のわだかまりもなく触れ合える彼等を見るのが、面白くないだけだ。

ソンジュンは自分をどうにかそう納得させた。

「ぼく、見ました」

それまで呆然としていたユンシクが、ふいに言った。ジェシンが「え?」と身体を離す。

「さっきの男の首に、あったのを見たんです。ウタクの眼鏡紐でした」
「本当か?」
「間違いありません」

ジェシンは羽織っていた官服を邪魔だとばかりに脱ぎ、紗帽と一緒にソンジュンに押し付けた。

「テムルから目を離すなよ」
「先輩、何処へ?」
「奴を捕まえる!」

言うなり、ジェシンの姿は瞬く間に雑踏の中に消えた。その素早さは、まさに鉄砲玉だった。

手元に残った官服に目を落としていたソンジュンが顔を上げる。と、こっちを見ていたユンシクと目が合った。
二人だけになってしまったことで、それまでは意識していなかった気詰まりな空気が、お互いの間に漂う。
ソンジュンは小さく咳払いすると、先に立って歩き始めた。





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2012/07/04 Wed. 14:33 [edit]

category: 第九話

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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第九話 挿話 -朝- 

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2012/07/07 Sat. 01:44 [edit]

category: 第九話

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パスワード・ブロとも申請について 

あまるですどうもこんにちわ。
限定記事についてです。

とりあえず誤解のないように申し上げておきますと、限定公開にしてるからといって、18禁とかBLとか、そーゆー類のものではありませんよ~(滝汗)いまのところ……←小声
うっかり期待しちゃったかたはゴメンナサイ。

一応話の流れには乗っかってますが、まるまるあまるのウソ話だったり(^^ゞもしくは番外編の場合ストーリー上無い方がいいだろうと判断してカットした部分だったりするので、別に読まなくても話の進行に何ら支障はありません。
といっても、別記事にして公開できるほどのクオリティのものじゃないので(や、もともと大したクオリティじゃねーだろ、と言われるのは重々承知しとりますが(^^ゞ)
要するにあまるがテキトーに書き散らかしたものでもひろーい心で読み流してくださるオトナなかたに読んでいただければ、という……ゲフッゲフッ。

なので、上記にあてはまるかたであれば、特に申請にあたってのお約束等はありません。
ブログに対する感想なんかも、(もちろんいただければアホなくらい喜びますが)書かなきゃダメとかいうことはないので、どなたでもお気軽にドゾ。

FC2ブログをお持ちの方はブロとも申請フォームにてブロとも申請を、ブログをお持ちでない方は、サイドバーにあるメールフォームにてパスワード申請をお願いします。
申請いただければ、24時間以内にもれなく承認のお知らせ、もしくはパスワードが届きます。

1日待っても来ないよ~ってかたは、まず以下をご確認ください。


①パソコンからのメールを受信拒否する設定になっていませんか?
メールはPCからお送りしますので、携帯メールアドレスをご利用の場合、
あまるからのメールが迷惑メールとして受信拒否されてる可能性があります。
お使いの携帯のメール設定をご確認ください。

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③メールアドレスが間違ってませんか?
ありえねーって思うでしょ?いや、意外とあるんです。コレ。あまるもよくやらかしますし(^^ゞ
 
あまるの方から読者様を選んだりすることはぜえぇぇぇぇったいにありません。ご希望がない限り、ブロともさんをこちらで勝手に削除することもありません。
メールを送る前に、ちょこっと確認していただけるとありがたいです。

※パス送信時、あまる宛にエラーが返ってきて送信できなかった時は、ここのコメント欄で都度お知らせします。
いくら待っても返事が来ない、というときは、一度覗いてみてくださいね。

それでも来ないよって場合は、ここのコメント欄か、メールフォームであまる宛に叫んでください。
速攻対応させていただきます。



ただし中身の期待はしないでね!←ここ一番重要(笑)


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2012/07/07 Sat. 12:00 [edit]

category: ブロとも・PW申請について

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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第九話 7 漢城府  

漢城府に着くまで、ソンジュンはほとんど無言だった。何か怒っているのかとも思ったが、話しかければ必要最小限ではあるが普通に返事は返ってくるので、そういう訳でもなさそうだった。
ユニは少し前を歩くソンジュンの背中を見つめながら、これでいいのだと思った。
今は、旬頭殿講のために行動を共にしているけれど、これが終われば、きっと一緒に何かをするということもなくなるだろう。
老論と南人という、党派や境遇の差はもちろんだが、何より自分はソンジュンに対して大きな嘘をついている。
この嘘を突き通すためには、いずれは断ち切ってしまわなければならない縁なのだ。
成均館を卒業すればきっと、二度と会うことはないから。

ずきりと、胸に鋭い痛みが走ったが、ユニはそれに気づかないふりをした。
漢城府の朱塗りの門は、もうすぐそこに見えていた。



取次の者によると、漢城府の官吏であるユン・ヒョングは、参軍たちの詰所にいるという。
細い廊下を抜け、少し緊張しながら詰所の扉に手を掛ける。
と、同じく扉を開けようとしたソンジュンの手が、ユニの手に触れた。思わずどきりとして、お互い、伸ばしていた手を引っ込める。男同士でそんな反応をするのは不自然だと気づいたのは、少し後になってからだった。

詰所の室内では、長机を真ん中に、参軍や数人の官軍兵たちが真剣な顔を突き合わせていた。

「成均館から漢城府権知として参りました。イ・ソンジュンとキム・ユンシクです」

ソンジュンがまずそう挨拶したが、意に介する者は誰もいない。あの、と更に声を掛けようとすると、一番手前にいた男が口元に指をあて「シッ!」と制した。
そして、机に広げた紙の上と、それを覗きこむ参軍たちを、交互に指で指し示す。

「お前はここ、お前はここだな。私はここだから、お前は、ここで待機だ」

余程重要な作戦会議でもしているのか。なら邪魔してはいけないと、戸口に立ったまま待つことにしたユニとソンジュンだったが。すぐにそれは、大きな思い違いであることを知る。

彼等が真面目くさった顔で遂行していた任務はなんということか、あみだくじだった。
ふと見ると、傍らには職務中、違法者たちから没収したらしい金品が積まれている。どうやら彼等はくじでもってそれを山分けしている最中であるらしかった。

これが役所の慣例というやつなのかもしれないが、それにしても。
くじの結果に一喜一憂する彼等の姿を見、ユニは気分が悪くなった。民に還元されるべき血税が、こんなふざけたやり方で役人の懐の中に入っている。一回の額は5文、10文と少額でも、一年続けば莫大な額だ。それがきちんと公的に使われれば、いったいどれだけのことができるか───。
たまらず、ユニは口を開いた。

「成均館の盗難事件を調査するために来ました。ご協力願えますか」

先程、あみだくじの陣頭指揮を執っていた男───おそらくはユン・ヒョングだろう───が、ようやく振り向き、肩をそびやかして二人の前に立った。

「大げさなこった。泥棒なんざ、成均館に限らず国中どこにでも出るだろう。君らの大事な一物を盗られやしないか心配なのか?なら、家に帰って母ちゃんのおっぱいでも飲んでろ。何なら、俺の乳をやってもいいぞ?うん?」

と、自分の胸に両手を添え、ユニとソンジュンに向かって突き出す。参軍たちから、どっと笑い声が上がった。
ユニの失望は大きかった。官軍といえば、民の安全と都の治安を守る、英雄にもなりうる職業だ。その官軍を率いる漢城府が、こんな下品で無礼な男たちの集団とは。

「私たちは」

鋭く切り込むようなソンジュンの声に、男たちの嘲笑がぴたりと止む。

「臨時職とはいえ、今は漢城府の役人です。あなた方も同じ役人なら、同僚に対し、礼を尽くすべきではありませんか」

ユニには、彼の静かな怒りが我が身のことのように伝わってきた。そうだった。彼は、ユニ以上に、こういう不正や無礼を絶対に許さない男だったのだ。
だが相手の無礼さはおそらく相当に年季が入っていると見え、多少のことではびくともしないようだった。態度を改めるどころか、ますますこちらを見下すような笑みを浮かべる。

「礼?はいはい。礼ね。ええ、もちろん尽くしますとも。ご立派な権知様」

漢城府では、その職務柄、相手を挑発する効果的な方法でも指南しているのかもしれない。
ヒョングのあまりのふてぶてしさに怒りを通り越し、ユニはつい、真剣にそう思ってしまった。


*   *   *


同じ頃、行き交う旅商人や売り子たちの声で賑わう雲従街を、ユニたちと同様漢城府の官服を着こみ、泰然と歩いているインスとその取り巻きたちがいた。
後ろ手を組み、両班特有の弛い歩調で通りの中央を練り歩くインスの不遜ともいえる様子は、身に着けているのが役人の服であっても変わることはない。比べて、ビョンチュンは落ち着きがなかった。彼は蝿のように手を擦り合わせながら、不安げな顔で言った。

「掌議、イ・ソンジュンとキム・ユンシクが、役人面して薬屋の主人を取り調べたらどうします?ユンシクの号牌を私が渡したと知れたら───」

じろりと一瞥してビョンチュンを黙らせてから、インスは言った。

「もう手は打ってある。薬屋の捜査どころか、奴は事件の情報など何も得られぬはずだ。これから、忙しくなるからな」

せいぜい権知の仕事に励め、とインスは暗い喜びをその目の底に光らせながら、片頬を上げた。


*   *   *

日昳の鐘が鳴った。ユニとソンジュンがここに来てから、さほど経ったわけではなかった。だがユニには、永遠に続くとも思えるような時間だった。
没収した金品の配分を終えた役人たちは、呆れ返ったことにヒョングを筆頭に全員、机にどっかりと足を乗せ、高いびきをかきはじめたのである。

ここへ来たのは無駄だったのかもしれない。自分たちには時間もないというのに。
どうするべきか迷ったユニがソンジュンを見上げると、彼は感情のこもらない目を寝入っている男たちに向けたまま、呟いた。

「これが役人の実態か」

ユニは返す言葉を思いつかず、視線を戻した。

「───陛下はこのことを承知で、僕らをここへ寄越されたのだろうか」

ソンジュンの声には、つい先刻ユニが感じ取った怒りは微塵もない。ただ深く考え込むような静けさだけが残っていた。

「わからない。だけど、もし陛下がぼくたちにこれを見せようとしたのだったら……」

旬頭殿講の課題が、全く別の意味を持って自分たちの上にのしかかってくる。
単なるコソ泥捜しで終わってはいけない。それでは答えを出したことにはならない。
そんな、王の声とともに。

「君の潔白を証明できたとしても、可は貰えないかもしれない」

ユニの考えていたことをそのまま、ソンジュンは口にした。
小さく頷いて、ユニはソンジュンを見た。ソンジュンも、ユニを見返す。微かに緊張の漂う彼の表情は、まるで鏡だとユニは思った。今の自分もきっと、同じ顔をしている。

昼寝をしていた男たちが、大きく伸びをしながら一人、二人と起き始めた。
椅子から立ち上がったユン・ヒョングは首をこきりと回すと、なめし皮のような顔に皺を寄せてユニとソンジュンを見た。

「では、お手並み拝見といきましょうか、権知様方」





*********************************************************
あまるですどうもこんにちわ。

職場がアツいです。いや皆が仕事に燃えてるとかじゃなくて、節電対策の話(笑)
エアコンの温度は下げられないし、蛍光灯は間引きされてるのでなんか暗いし、
PCの照度も暗めに設定してるのでこれがなかなか辛い……(^^ゞ
や~文句言っちゃイケナイのはわかってるんですけどね。

漢城府ではユニもソンジュンも怒り心頭ですが、今はシエスタタイムなんて
いうのを導入してる会社もあるようで。
うーん、時代が変わればジョーシキも変わるの典型ですにゃ~。



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2012/07/11 Wed. 15:16 [edit]

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