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第六話 1 雲間 

雨の中を、ユニは夢中で走った。右手には、ジェシンからもらった弓懸がある。その感触を確かめるように、ぎゅっと握り締めた。そうすると、不思議と力が湧いてくるような気がした。

息を切らして、薬房に飛び込む。
薬を調合していたのか、チョン博士が天秤量りを手にしたまま、驚いた顔でユニを見た。
目を合わせるなり、ユニは言った。

「私は、出ていけません。いえ、出て行きません」
「何だと?」
「私を成均館から追い出すことは、先生には絶対にできません」

張り詰めた声で、ユニは続ける。

「キム・ユンシクの名は借り物でも、陛下が認められた答案は、私が書いたものです。それに、居館修学を私に命じられたのは、陛下です。なのになぜ、私だけに罪を問うのですか」

チョン博士の眉尻がぴくりと上がった。

「陛下に責任転嫁するつもりか?」
「私はただ、何の罪があるのかを伺いたいのです。学問は、民のためのものでしょう?では女は、民ではないとおっしゃるのですか」
「学ぶだけなら、家で本を読めば済む。成均館は、将来の国の官僚を養成する機関だ。女がいるべき場所ではない」

堪えていた涙が、溢れた。

「男女の別が……あるからですか」
「そうだ」

ユニは俯き、唇を噛んだ。

“女だから”

いつだって、そうだ。何かしようと思っても、いつもその言葉がユニの前に立ち塞がる。
それは、いくら叫んでも叩いても、びくともしない強靭な壁だ。
いつからそこにあったのか、誰がそんなものを作ったのか、知る者はいない。これまでユニ自身も、そんな壁が存在することに何の疑問も持たなかった。

だが彼女は、その壁の隙間から、見てしまったのだ。外の世界を。
女という生き物が、城砦に囲まれた狭い場所に閉じ込められているという事実を、知ってしまった。

着ている服や、話し方を変えただけで、外に出ていくことができた。そこは決して、危険な暗闇でも、息が出来ない場所でもなかった。ほんの少しの勇気と、強い心があれば、ちゃんと歩いて行ける大地が、そこにはあった。

そして初めて、疑問を感じた。なぜ、こんな壁がここにあるのだろう。なぜ、女だけが、ここに押し込められて生きていかなければならないのだろう。

「───では、違わなければ?女の私が、他の学生と違わなかったら、どうなるのですか」
「何だと?」

顔を上げ、チョン博士の目を真っ直ぐに見る。何か熱いものが、ユニの胸でふつふつと音をたてていた。

「学問とは、自ら問うことだと───世間の道理に問いかけることだと先生はおっしゃってました」
「何が言いたいのだ」

ユニは床に膝をつき、頭を垂れた。

「機会を………私に、もう一度機会をください」

チョン博士の靴を見詰めながら、彼女は思い出していた。成均館に入学して、初めての授業。
割れた壷の破片を手に、師は言った。

『諸君が先程見たものは、もう存在しない。だが、自ら問う者は、自ら答えを得る』

そしてあれは、今日よりも酷い雨の晩だった。やはり今日みたいにずぶ濡れで、けれどやはり真摯な瞳で、科挙を受けろと言ったソンジュン。

そして───何かに負けそうなとき、心が折れてしまいそうなとき、なぜだかいつもそこにいたジェシン。もう傷めないだろ、と指に嵌めてくれた弓懸。そのなめらかな木肌の感触。

「生まれて、初めてだったんです。学問とは何か、初めて疑問を持ちました。初めて、私の才能を認めてくれる人に出会い、初めて、味方になってくれる人にも出会いました。
お願いです。どうか、こんな私にも機会をください。世間に問いを投げかけ、新たな世を夢見る機会を与えてください」

訴えるユニの頬に、もう涙はなかった。ただ熱い塊が、彼女の胸を焼きそうなほどに覆い尽くしていた。
言い訳や、弁解なんかではない。そんなもので、こんなに胸が熱くなるはずはない。

私は、自ら望んでここにいる。
成り行きでも、誰かのせいでも、王命だからでもない。
私は、ここにいたい。ここでもっと、学びたい。彼らと一緒に。

沈黙が流れた。薬房の屋根を叩く雨音だけが、しんとした室内に響く。
どれくらいそうしていたのだろう。やがてチョン博士が、口を開いた。

「いいだろう」

ほとんど反射的に、ユニは顔を上げた。

「お前が女であることは、伏せておく。だがお前の命を救うためではない。この成均館の名誉を守るため───そして、王命を汚さぬためだ。だからと言って、お前をここに置くつもりはない。
男と女が、同じだと言ったな?」
「はい」

ユニが頷くと、にわかに語気を強めて博士は言った。

「女の身体で、男と競えると思うのか?まともに弓も握れぬ女の身で、男たちと同等に戦い、勝てるとでも?」
「……優勝すれば、機会を下さいますか?」

ユニだって、知りたいのだ。本当に、男と女は違うのか。何をしても、絶対に男には勝てないのか。
それが納得できなければ、大人しく城砦の中に戻ることなどできはしない。

「負ければ、即刻退学とし、その傲慢を罰する。更に、弟の名を青衿録から抹消し、国法の重みを示す。王を侮り、道理に背いた罪を死をもって償わせ、世の綱紀を正す。己の傲慢さを悔い、男女有別の教えを知るがいい」

チョン博士は袂から何かを取り出し、ユニに差し出した。ユニが母から貰った、銀粧刀だ。

「ここ成均館では、お前は女ではない。真実を誰にも知られてはならん。それだけが、お前と家族の命を救う道だ。忘れるな」

両手で銀粧刀を受け取り、ユニはそれをしっかりと胸に抱いた。

「───はい。決して、忘れはしません」


薬房を出ると、まるでそれを待っていたかのように、雨が止んだ。
ゆっくりと雲が晴れ、足元に光が差す。

これで、大射礼で何が何でも勝たなければならなくなった。けれど何故か、追い込まれた気はしなかった。
チョン博士に会う前に比べれば、むしろずっと気持ちが軽い。
見上げた空は、眩しかった。


薬房から戻ったその足で、ソンジュンを探した。彼を見つけるのは簡単だ。丕闡堂にいなければ、尊経閣に行けばいい。丁度本を手に外に出てきたところを捕まえ、ユニは言った。

「弓を、教えてよ」

ソンジュンが口を開く前に、続ける。

「大射礼で、優勝したいんだ」

戸惑ったような瞳が、ユニを見下ろした。

「何か───あったのか?」

奇跡だよ、とユニは笑った。

「ぼくにも、奇跡が必要になったんだ」






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2012/01/24 Tue. 15:46 [edit]

category: 第六話

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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第六話 2 特訓の再開 

丕闡堂の弓場は、いよいよ間近に迫った大射礼に向け、練習に余念のない儒生たちでごった返していた。
ええーい、とドヒョンが忌々しげな声を上げる。

「この五十肩さえなければ、本当の腕前を見せてやれるのに!」

無駄無駄、とヘウォンが諦め顔で言う。

「どうせ優勝するのは掌議かイ・ソンジュンだ」
「子曰く、『射は男子の大事である』!」

と、ウタクが弓を構えたはいいが。

「男子の……だ、男子のすべき……仕事だ!」

腕力の無さではユニといい勝負なので、わなわなと弓を震わせた挙句、矢を取り落とす始末である。

「とかって、簡単に言うよな……」
「まったくだ」

お前もそう思うだろ?と同意を求めて3人が隣の射台を見る。そこには、相変わらず満足に矢を飛ばせないでいるユニの姿があった。傍らには、眉間に皺を寄せたソンジュンが立っている。

『まともに弓も握れぬ身で、男たちと同等に戦い、勝てるとでも思うのか?』

ユニの脳裏に、チョン博士の声がこだまする。
それでも彼女は、矢を取り、弦を引き絞った。足がふらつき、身体を支えることもおぼつかない。
何度やっても、矢は的の遥か手前で虚しく地面に落下した。

昨日の雨のせいで、じっとりと湿り気を帯びた空気は、ユニの体力を確実に奪っていった。流れ落ちる汗で指が滑り、手元は増々狂ってしまう。

「もうよせ」

流石に見かねたソンジュンがユニの腕を掴んでやめさせようとするが、ユニはそれを振り払った。
ほとんど意地になっていた。少しも自分の思い通りにならない弓が、憎らしくて仕方ない。気付くと、握っていた弓を足元に叩きつけていた。

「ユンシク!」

ソンジュンの声を背中に聞きながら、ユニは無言で射台を降りた。

丕闡堂を出る門に差し掛かった所で、肩にどしんとぶつかるものがあった。俯いたまま、ろくに前も見ずに大股で歩いていたので、誰かがいたのに気付かなかったのだ。

「気をつけろよ!あーあ、俺の矢が」

と、はずみで落とした矢筒を拾っているのはコボンだった。そこには当然のように、インスとビョンチュン、カン・ムがいた。

「なんだテムル、男のくせにひ弱だな。もうやめるのか。大射礼も棄権するか?」

おそらくは人をからかうことに無上の喜びを感じているのだろう。こういう時のビョンチュンは妙に生き生きとしている。

「それは許さん」

インスが、ユニを追ってきたソンジュンにちらりと視線を投げながら、言った。

「キム・ユンシク、お前には頑張ってもらわねばならん。官僚たちの前で、跪かせたい奴がいるからな。蕩平だか何だか知らんが、どこの馬の骨とも知れぬ連中を集め、この成均館を汚している王と、その王にそっくりな、ある男だ。だから、どんな手を使ってでも決勝に残ってもらう。お前のせいで、私の計画を台なしにされたくない。ああそうだ、望むならまた弓を教えてやろう。今度はここに───」

インスが、ユニの頭に手を伸ばす。だがソンジュンはそれを許さなかった。さっとインスの手首を掴んで払いのけると、鋭く彼を見返した。

「やめてください、掌議」

少しでも触れたら殺してやる。
そんなソンジュンのただならぬ気配に、その場にいた者たちは皆ごくりと息を呑んだ。

「決勝戦で、待っていてください。先日の指導に、結果で応えます」

そう言い返したユニに視線を移し、ほう、とインスが面白そうに眉を上げる。

「そして、勝ちます。貴方に」

こいつ正気か?とビョンチュンが笑う。いつの間にか周囲に集まってきていた儒生たちからも、失笑が漏れた。だがユニは構わず、インスに視線を据えたまま言った。

「その時は、謝罪してください」
「謝罪だと?」
「”どこの馬の骨とも知れない”。そうおっしゃいましたね。ぼくばかりか、ぼくの家族まで侮辱したことを謝ってください。ぼくは陛下に直接選ばれ、ここに入学した学生です。そのことも、ちゃんと認めていただきます」

インスの表情から、それまでの余裕のようなものが すっと消えた。

「生意気なのは中二房の流行り病のようだな。その病、私が治してやろう。───決勝で待っているぞ」



*   *   *


東斎への道をとぼとぼと歩いていたユニを、ソンジュンが追い越した。
ほら、と差し出された矢筒と弓を、黙って受け取る。ソンジュンが、小さく溜息をついた。ユニには、彼の言いたいことはよくわかっていた。だから、まともに目も合わせられない。

「矢も飛ばせない状態で、優勝する?根拠の無い自信だけは、一等賞だな」
「ぼくに……出来ると思う?」

どうかな、とソンジュンは言った。彼は本当に正直だ。時々、憎らしくなるほど。

「難しいだろう。肩は華奢で狭く、弓を引く腕力も無い。呼吸は乱れているし、足の踏ん張りもきかない」

憎らしいどころか、なんだか泣きたくなってきた。がっくりと肩を落とすユニだったが。

「だが、男が志を胸に死ぬ気でやれば───きっと道はある」



このとき。
ユニはうっかり失念していたのだ。
イ・ソンジュンが、何があっても絶対に諦めない男だということを。







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2012/01/25 Wed. 00:35 [edit]

category: 第六話

thread: 二次創作:小説 - janre: 小説・文学

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第六話 3 百日紅 

「何すんだ!降ろせ!降せってば!」

成均館の裏手にある小高い山。その森の中で、ユニは右腕を吊られた状態で木にぶら下がっていた。
まるで肉屋の店先に並ぶ丸裸の鶏にでもなった気分だ。
こちらを見上げているソンジュンに向かい、両脚をバタバタさせる。

「いったい何の真似だよ!」
「弓を持ち、弦を引くには腕力が基本だ。基本ができてなければ───」

今はまだ自由なユニの左手を取り、彼は言った。

「この腕で、矢を飛ばすことはできない」
「だからってこんなの!」

もがけばもがくほど、身体が回転して気持ちが悪くなる。いい加減大人しくしろ、とでも言うように、そのバタつく足をソンジュンががっちりと抱き留めた。

「30回だ。終わったら降ろしてやる」

死ぬ気でやるんだろう?
見下ろすと、ソンジュンの目がそう語っていた。




道のりは長そうだな。

歯を食いしばり、必死で懸垂を続けるユンシクの様子を見守りながら、ソンジュンも覚悟を決めた。
あと二週間足らずで、あの小さな身体を自分で持ち上げることさえできない彼を、的の中心を射抜くところまで持っていかなければならない。
最も効率良く、最も効果的な訓練方法で。
彼は頭の中で、綿密な計画を練り始めた───。


その日から、ソンジュンとユンシクは弓場に現れなくなった。残暑の中、大司成がソンジュンのために差し入れた貴重なかき氷も(大司成本人にとっては)無駄になってしまい、いったい二人は何処で何をしているのかと儒生たちは皆首を傾げた。
恐れ多くもあの掌議にあんな大見得を切ったくせに、と批難する声も上がり、ドヒョンたちをやきもきさせたが、本人たちはそんなことなど知る由もない。
彼らは、早朝まだ日も明けきらぬうちから裏山へと向かい、基礎体力作りに励んでいたのである。

矢を飛ばすには、まず上体を支える足腰を鍛えなければならない。ソンジュンは、ユンシクに山道を走らせることから始めた。木々が鬱蒼と茂っている分、いくらか涼しいとはいえ、季節は夏である。
朝靄の中を、二人は毎日汗まみれになって走り続けた。

それが終わると、今度は呼吸法だ。
見晴らしの良い岩場を選んで、ユンシクを座らせる。

「矢を的に命中させるために、最も大事なのは呼吸だ。弓を引く時の呼吸で、矢が狙い通りに飛ぶかどうかが決まる。だからおろそかにしては……」
「あのさ」

すっく、と立ち上がって、ユンシクが不満気に唇を尖らせた。

「呼吸の仕方なんて、わざわざ教わらなくても生まれたときからやってる。それより、弓を射る練習をさせろよ。もう時間だってそんなにないだろ?」
「まともに字も書けないのに、科挙に合格させろと言うようなものだ。矢を射るのは弓だと思うか?」
「……違うの?」

ソンジュンは人差し指で、ユンシクの胸元を指し示した。

「───人だ。身体ができていなければ、放ったとしても矢は飛ばない」

ユンシクはほとほと呆れたような顔で、ソンジュンを見返した。

「イ・ソンジュン。君ってほんと、頭カタイね」

ユンシクは悪戯っぽく口元を引き上げ、ソンジュンを突き飛ばした。彼は咄嗟にユンシクの腕を掴んで重心を保ったが、その上体が後ろにぐらりと倒れるのを見て、慌てたのは突き飛ばした本人の方だった。
両手でソンジュンを支えながら、きまり悪げに目を泳がせる。

「……腕を、鍛えすぎたかな」

いきなり、ソンジュンは掴んでいたユンシクの腕をぐいっと引っ張った。軽い身体は、あっけなくソンジュンの胸に倒れこんでくる。

そら見ろ、こんな腕力じゃまだまだ───。

と、言ってやりたかったのだが。
ユンシクが、顔を赤くして ぱっと身体を離したので、お互いの間になんとなく妙な空気が流れてしまった。
小さく咳払いして、彼は言った。

「次の訓練だ。握力を鍛えるぞ」


*   *   *

その日、ふらりと丕闡堂にやってきたジェシンは、ユンシクたちの姿が見えないことに眉を潜めた。

あいつら、何処で練習してるんだ?

「大射礼に出る気になったか。いい心掛けだ、コロ」

そう声を掛けてきたのは、ハ・インスである。ビョンチュンら取り巻き3人組を従えて、不敵に笑いつつこちらへと歩いてくる。

「褒めてるのか?大きなお世話だ」

相手にするのさえ煩わしい。ジェシンは手にした林檎を齧りながら、さっさと退散しようとした。
だがインスには、せっかく捕まえた獲物を逃すつもりは毛頭ないらしい。
なおもしつこくジェシンに絡んでくる。

「待ち望んだ勝負だ。お前のせいで失格では悔しいだろう?私も、お前の大事な同室生も」
「俺に構うな。お前の挑発には乗らない」

蛇め、とジェシンは心の中で毒づいた。

「なるほど。ムン・ジェシンは堂々と戦えぬ男のようだな。睨むことしかできないチンピラめ。知ってるか?あの女みたいなキム・ユンシクは、どうやら優勝する気らしいぞ」

フン、と鼻を鳴らす。

「そりゃ大変だ。しっかり練習しとけ。成均館の掌議ともあろうお前が、負けたら恥だろ?女みたいなキム・ユンシクに」

言い捨てて、ジェシンは丕闡堂を出た。思わず立ち止まり、呟く。

「優勝だと?テムルの奴が?」

また大きく出たもんだな、と彼は小さく笑った。

 
*   *   *

文字を追っていた目をふと上げて、ソンジュンは手にした日晷を見た。針の影は、既に次の刻を過ぎている。傍らの木を見上げると、必死の形相は変わらないものの、未だ懸垂運動を続けているユンシクの姿があった。
当初と比べると、ここ数日、かなり体力がついてきたようである。走り込みの際も、途中で音を上げずに最後までついてこれるようになってきた。
それもそのはず、ユンシクは成均館の構内でも移動の際は常に走ることにしたらしく、ユ博士からしょっちゅう注意を受けているのをソンジュンは知っている。

「今日から、丕闡堂で練習だ」

木から降ろしてやりながらソンジュンがそう告げると、ユンシクは珠のように汗の浮かんだ顔を綻ばせた。

もともと勘は良い方だったと見え、弓を持てるようになってからのユンシクの成長は目覚しいものがあった。いきなり離れた的に当てるのは無理だろうと、まずは近くに俵を置き、それを的にして徐々に距離を伸ばして行くという方法をとったのだが、これが、意外にもソンジュンの予想を上回る距離で矢を当ててくる。狙いもまずまず正確だ。

試しに、ここまではちょっと難しいだろう、という距離まで離して、俵を置いた。
本来の的までは、ソンジュンの足でもうほんの数歩というところだ。
射台に立つユンシクに、できるか?と目で訊ねると、はっきりと頷くのが見えた。
弓を構える。
ソンジュンは的の俵から一歩、後退した。それまでは三歩ほど離れるようにしていたのだが、ここは彼を信頼してみることにしたのだ。

ヒュンッ、と風を切って矢が飛んでくる。
その軌跡を追ったソンジュンは思わず目を瞠った。
ユンシクの放った矢は、ソンジュンの足元の俵に、深々と突き刺さっていた。

どうだと言わんばかりに、笑うユンシクが見える。
丕闡堂の入り口で、その様子を見ていたジェシンもまた、ユンシクの成長ぶりに舌を巻いたのだった。


*   *   *

濃い紅色の花をいっぱいにつけた百日紅の枝が、規則正しく揺れている。
しなる枝に結びつけた布を、ユンシクが絶えず引っ張っているためだ。その緑陰に並んで座るソンジュンとユンシクの手には、論語の写本がある。
構内での自習中も、時間を惜しんで鍛錬に励む彼らの姿は、既に成均館の風景の一つとなりつつあった。

日晷を取り出し、そろそろ休憩させるか、と傍らに視線を移したとき。ソンジュンはそこに、写本を開いたまま うとうとと居眠りしているユンシクの姿を見た。

───疲れてるんだな。

今朝も、まだ暗いうちから弓場で一人、練習をしていた。そんな彼を見つめながら、ソンジュンは思ったのだ。
この世の中に、自分以上の負けず嫌いがいるとしたら、それは間違いなく彼だと。

正直なところ、ここまでやれるとは思っていなかった。
こんな華奢な身体で、女人のような可愛らしい顔をしていながら、中身はとんでもなく強情とは。

ソンジュンはユンシクに身を寄せ、膝の上で風に煽られている本をそっと閉じてやった。
とん、と肩に重みを感じた。
気持ちよさそうに目を閉じているユンシクの顔が、すぐ傍にある。枝に結びつけた布を掴んでいた彼の手が、するりと落ちた。

起こすべきかと思い、一瞬、腕を伸ばしかけたが、やめた。
もう少し、このままでいたいと思った。
すやすやと眠るユンシクの長い睫毛が、白い頬にくっきりとした影を落としている。
その寝顔があまりにも安らかで、肩にもたれかかる彼の重みと温もりが、あまりにも心地良くて。

ソンジュンは、目に染み入るほど鮮やかに咲く百日紅の花を見上げた。
この花は、本当に百日咲き続けるわけじゃない。散るそばから、絶えず次々と別の花を咲かせ、季節を跨いでその枝を彩る。だから、傍目にはずっと咲き続けているように見えるのだ。

立派な男子を、花に喩えるのは失礼というものだろう。けれど。
おそらく自分には想像もし得ない苦労をしてきたのだろうユンシクの姿が、ソンジュンにはどうしても重なって見えるのだ。

この、眩しいくらいに咲き誇る百日紅に。








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2012/01/25 Wed. 20:18 [edit]

category: 第六話

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第六話 4 理由 

「庠儒キム・ユンシクには、優れた才能がありますな」

丕闡堂を望む楼閣で、ユ・チャンイク博士が言った。その視線の先には、矢が無数に刺さり、まるで縦にした剣山のようになっている的がある。
すべて、今射台で弓を構えているユ二が射たものだ。

だがそれだけの数の矢を放っても、未だ的の中央を捉えたものはない。
ユ博士と並んで弓場を見下ろしながら、ヤギョンは深く息を吐き出した。

「弓を引くだけで5日です。命中するには、いったいどれだけかかることやら」
「しかし、頑張っているじゃないですか。人に何歩も遅れている情けない自分を、それでも諦めずにいる。これ以上の才能はありません」

その才能は父親から譲り受けたものか、とヤギョンはまた、ひたむきに矢を射続けるユニに視線を投げた。
あの娘は、自分の性別すらも諦めていない。か弱い女の身で、何の後ろ盾も持たず、世間や道理に闘いを挑んでいる。自らの命を危険に晒してまで。
だが彼女はれっきとした女人だ。そんな秘密が、いつまでも隠し通せるものではない。現に、疑いを抱いている儒生もいる。

このまま、己の情熱に押されるままに険しい道を歩もうしているあの娘を、ただこうして見守っていていいものか、ヤギョンは悩んでいた。
これはまさしく、亡き師匠が弟子に課した最後の課題なのだ。道半ばにして倒れた己の代わりに、この難問を解けという。

だが、正しい答えなどあるのだろうか?師匠の残した家族の身と、あの娘の才能、その両方を殺さずに済む方法を、自分は見つけることができるのか。いったいこの自分に、何ができる───?

また一つ、ユニの放った矢が空〈くう〉を切る。
中心を捉えることはなくとも、その軌跡はただ真っ直ぐで、伸びやかだ。
少なくとも、ユニが放つあの輝きをこの手で失わせることは、間違っている。どんな理由があっても。
あの娘の師として、そして、あの娘の父に恩ある者として。
そうでしょう師匠、とヤギョンは胸に残る師の面影に語りかけた。


*   *   *

ジェシンは腹を立てていた。
何に、と問われるとよくわからない。別に今に限ったことではなく、いつもこんな風に何かに腹を立てていたような気もするが、特にそれが最近、顕著になっているような気もする。
あいつを見ていると。

「情けねぇな」

丕闡堂で、まるで何かに取り憑かれでもしたように的に向かうユンシクに、ジェシンは言った。

先輩、とこちらに顔を向けたユンシクの表情には、明らかに疲労の色が滲んでいる。これだけ昼夜を問わず打ち込んでいれば、疲れるはずだ。身体はもちろん、心も。
ジェシンにも昔、覚えがある。何度やっても命中には程遠い自分の弓に、嫌気が差してくるのだ。

「───バカなやつ」

一人でこんな無理させやがって。あの老論の野郎はいったい何をやってるんだ。
そんな腹立たしさを、ジェシンは目の前のユンシクにぶつけた。

「牛に弓を持たせた方が、お前より上手くやるだろうな」
「そんなぁ」

唇を尖らすユンシクを見下ろし、ジェシンは妙な気分になった。
なんでこいつに構うのか、自分でもよくわからない。
見ていて腹立たしくなるくらいなら、放っておけばいいのに、気がつくと目で追っている自分がいる。

今朝だってそうだ。運動すればそれだけ腹も減る。食堂で、朝っぱらからがっついていたユンシクの横に、持っていた林檎を放った。通りすがりに、何気なくやったつもりだったが、目ざといヨンハがびっくりした表情でこっちを見ていたのを知っている。
自分でもそう思うのだから、客観的に見ても相当に、ムン・ジェシンらしくない行動なのだ。おそらく。

こいつがあんまり鈍くさいからだ。ジェシンはそう結論づけた。
自分と同じ部屋から死人を出すのは、誰だっていい気はしない。

「お前みたいな鈍いやつにつける薬は一つだけだ」
「……何ですか?」

ジェシンは はっ、と息を吐いて笑うと、いきなり腰を屈め、ユンシクの脚を抱えて肩に担ぎ上げた。

「わわっ!ちょっ……先輩!」

肩の上で苦しげな声を漏らすユンシクに構わず、ジェシンはずかずかと丕闡堂を横切っていった。
弓の練習に来ていた儒生たちは皆、荷物のように運び出されるユンシクを呆気に取られて見送った。

東斎の裏手まで来てから、ジェシンはようやくユンシクを降ろした。
来る途中、食堂からくすねてきた小振りの瓶を、平らな石の上に置く。そしてユンシクの右手を掴むと、無理矢理その中に突っ込んだ。

「いっ……!」

綺麗な顔がたちまち歪んだ。そりゃあ滲みるだろう。あれだけやっていれば、手のひらの状態なんて見なくてもわかる。

「我慢しろ。酒が薬になる」

これでは、折角作ってやった弓懸も意味がない。
苦痛に歪むユンシクの横顔を見ながら、ジェシンは心の中で舌打ちした。

「“ためる”んだよ」

唐突な言葉に、ユンシクが「え?」と顔を上げる。

「ギリギリまで矢を放さず、最後まで弦を引ききるまで待つ。それが"ためる"ってことだ」
「ためる……」
「この手じゃ無理だ。命中するわけがない」

ジェシンが手を離すと、ユンシクは酒に浸していた腕を引き上げ、傷だらけの手のひらにじっと目を落とした。

「なぜだ?出世か?それとも自尊心か」
「え?」
「大射礼。優勝して、どうする気だ」

お前がそこまでして得たいものは何だ?
訊ねるジェシンに、ユンシクは微笑んだ。

「見せたいんです。“ぼくにもできる”“信じてもいいんだ”って、自分自身に。この世に一人くらいは、ぼくを信じてくれる人が必要だから」

口にしたのがユンシクでなければ、そんな理由を到底信じはしなかっただろう。
だが不思議なことに、彼の言葉はジェシンの胸にすとんと素直に落ちてきた。
人は欲の塊だ。金とか出世とか力とか、そんなもののために死に物狂いになる者はいても、己の信念のために馬鹿をやらかす奴は少ない。
そんな馬鹿な男を、ジェシンは過去に一人しか知らない。

そうか。だからか、とジェシンは自分の不可解な行動に納得した。
こいつを見ていると思い出すからだ。同じ眼をしていた、あの馬鹿な男を。
ついでに言うなら、あの忌々しい老論の野郎を部屋から追い出せない理由も、多分同じだ。

「……イ・ソンジュンかぶれか。口が達者になったな」

酒で濡れた指をピン、とユンシクの顔の前で弾く。くしゃっと鼻に皺を寄せた彼は笑って、握った拳を突き出した。

「これは、先輩に習いました。大射礼に出ないと、後悔しますよ」
「あぁ?」
「……もしかして、優勝する自信がないとか?」

悪戯っぽい上目遣いが、ジェシンを見上げる。

「心配はいりません。ぼくに任せてください。先輩は頭数だけ揃えてくれれば、それで充分です」

生意気言いやがって、とジェシンは笑った。ユンシクも笑う。ふと、その笑みを収めて、ユンシクは言った。

「大射礼には……必ず出てください。お願いします」

彼の眼は真剣だった。ジェシンが返す言葉を失うほど。
頭を下げ、踵を返す。
そうだ、と言って、彼は振り返った。

「まだ言ってませんでしたよね。……これ」

親指から弓懸を外し、顔の横で振った。

「それから、林檎の差し入れも。ありがとうございます、先輩」

にこっ、と笑って、ユンシクはまた頭を下げた。
戻っていく、彼の後ろ姿。

「───ヒック」

いきなり出たしゃっくりが、ジェシンを現実に引き戻した。彼はそこで初めて、自分が束の間、ぼうっとしていたことに気付いた。

なんでだ?

ジェシンの戸惑いを他所に、しゃっくりは止まらない。というか、これはいつにも増して酷い。

訳のわからない自分のそんな反応を、ヨンハが物陰から面白そうに眺めていたことなど、知る由もないジェシンだった。






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2012/02/02 Thu. 10:32 [edit]

category: 第六話

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第六話 5 佳郎 

同じ頃。薬房でチョン博士の診察を受けていたソンジュンは、少し遅れて丕闡堂に来た。弓場にはユンシクの姿はなかったが、置きっぱなしになっていた弓が、たった今まで彼がそこで練習していたことを物語っていた。

ソンジュンは弓を手にとった。六一閣に置いてあった弓の中から、彼が小柄なユンシクに合わせて選んだものだ。握りの部分に張られた革はまだ新しかったはずだが、既にぼろぼろに擦り切れてしまっていた。
そこにそっと手を触れるソンジュンの口元に、微かな笑みが浮かぶ。誰が何を言わずとも、弓は明白に教えてくれた。キム・ユンシクがどれだけ頑張ってきたのかを。

「なかなかやるな」

そう声を掛けてきたのは、掌議ハ・インスと取り巻きたちである。

「キム・ユンシクを人並みにしたようだな。褒めてやろう。だが、私の弓に情けはない。当然、手加減もしない。覚悟しておくんだな」

ソンジュンは無表情にインスを見返した。

「その弓が、敗北も受け入れる弓だと良いのですが」

成均館の掌議に対し、相変わらず一歩も譲らずそう言ってのけるイ・ソンジュンに、ビョンチュンらが思わず身を乗り出した、まさにその時である。

「お兄様」

一触即発の空気を破り、下女とともに射台ににこやかに上がってきた人物がいた。
ビョンチュンの顔が途端に崩れる。

「お嬢様!」

ヒョウンはビョンチュンには一切目もくれず、ソンジュンに向かいしとやかに会釈した。

「まあ……まさか、ソンジュン様もいらしたなんて。私、夢にも思いませんでした」
「何をしに来た」

6人もの下女を引き連れてやってきた妹に、怪訝な顔でインスが訊ねる。だがヒョウンはそれにすら答えず、ただうっとりと頬を染めてソンジュンを見つめている。
ソンジュンの表情に明らかな当惑の色が浮かぶのを見、インスは眉を潜めた。



「新榜礼の夜、奴は北村には行かなかったと言わなかったか」

大司成の部屋へと向かいながら、インスが尋ねた。ビョンチュンがおどおどと答える。

「間違いありません、掌議。あの場にいた私たちが見逃すはずがありません。な、なあ、コボン」

コボンも必死に頷くが、インスの口元には彼らとは逆に、この事態を面白がるような笑みが浮かんでいる。

「……誰かが奴に手を貸していたとすれば、不可能ではないな」
「でも、おかしいじゃないですか。それならなぜ、イ・ソンジュンは嘘をついたんです?小便まみれになるとこだったんですよ」

どうやら、思わぬところで妹は活躍をしていたらしい。インスは胸の内で密かにほくそ笑んだ。


正録庁に隣接する大司成の部屋では、ハ・ウギュが大司成の歓待を受けていた。

「兵曹判書様ばかりか、お嬢様まで来ていただけるとは……恐縮の極みです」

ウギュは出された茶を一口すすり、それは言いっこなしです、とでも言うように眉を上げた。

「今日は兵曹判書ではなく、一人の父親としてお邪魔したのですぞ、大司成。息子が成均館の学生を代表する立場であれば、是非とも大射礼の陣中見舞いに来なければと思いましてな」

とそのとき、バタンと扉が勢い良く開き、掌議ハ・インスがすたすたと室内に入ってきた。

「これはこれは、我が成均館の大黒柱!お父上に似て、すらりとした気品溢れる……」

大司成が早速大仰な世辞を並べ立てようとするが、インスはそれを黙殺し、父に一礼した。

「随分突然のお出ましですね、父上」

ウギュは息子の腕を掴むと、その手に茶器を置き、急須からとくとくと茶を注いだ。

「敵陣を攻める時は、奇襲攻撃が最も効果的だ。守りを固める隙を与えてはならん」

言われずとも承知していますよ、とインスは茶器を握り締め、薄く笑った。


*   *   *

一方。ジェシンのしゃっくりは先程から一向に治まる気配はなく。

「おかしい。絶対におかしい。お前のしゃっくりは女がいるとき限定だ。しかしここは女人禁制の成均館……いったいどこに女がいる?ん?」

ヨンハがしつこく探りを入れるが、当のジェシンにさえわからないものを、説明できるはずもない。
執拗な追求にいい加減うんざりしたジェシンは、ヨンハの首根っこをぐいと掴むと、たまたま目に入ってきた女たちの集団を指差した。

「───あそこだ」

そこには、清斎の庭先に思い思いに散らばる儒生たちの間で、忙しげに立ち働くヒョウンの姿があった。




ユニは木陰に座り、下女たちと共に差し入れの料理を配って回る令嬢の姿をぼんやりと見つめていた。
ついさっき、ソンジュンが彼女と親しげに言葉を交わしているのを偶然見かけてから、何だか変に気持ちが沈んでいた。

───あんな、顔するんだ。

ユニには見せたことのない、ソンジュンの、女性に対するときの表情。
礼儀正しい、だが労るような優しさを湛えた、そんな眼差しで、彼女を見ていた。
ずきりと、胸が疼いた。

あの令嬢には見覚えがあった。貰冊房で、下女を通じてユニに恋文を依頼した両班の娘だ。
では、彼女の想いは通じたのか。自分が恋文を代筆するまでもなく。

「あの女だったか」

振り向くと、いつの間にかすぐ傍に来ていたヨンハが、ユニの隣に腰を降ろした。

「あの人が……どうかしたんですか?」
「新榜礼のときのことさ。イ・ソンジュンが北村に行かなかったと嘘をついた理由。男どもの好奇の目から、あの女を守るためだったってこと。ま、あいつらしいと言えばそうなんだけど」

“今を盛りと咲き誇る芙蓉花を折れ”

新榜礼でのソンジュンの密命はそういうものだったと、後からユニはヨンハに聞いたのだ。

「じゃああの人が、芙蓉花……」

ユニはまた彼女に視線を移した。風に揺れる赤いチマと、長い髪に垂らした細布〈テンギ〉が綺麗だ。いつもは騒がしくて品のない儒生たちが、彼女の前では皆一様にかしこまっているのがわかる。

「美人だよな。確かに小便の川に落ちるだけの価値はある……。あ!」

ぱちん、と指を鳴らして、ヨンハが言った。

「今思いついたよ、イ・ソンジュンのあだ名。佳郎〈カラン〉だ!今日からあいつのことをカランと呼ぼう」
「カラン?」
「美しく最高の婿って意味。ぴったりだろ?兵曹判書の令嬢の婿として、あいつなら申し分ない」
「……そうですね。ぴったりかも。“佳郎”」

そう口にしたものの、なんとなく面白くなくて、ユニは茹でたジャガイモに齧りついた。口の中の水分が、“佳郎”の言葉とジャガイモに一気に奪われて、まるで砂を食べているみたいだった。





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あまるですどうもこんにちわ。

相変わらず寒い日が続いてますが、皆さんお元気ですか?
あまるは風邪ひきました。幸いインフルエンザではなかったのデスが、たいして熱がないもんだから会社を休むわけにもいかず、そのせいかいつもより長引いている気が……(^^ゞ

具合の悪いときは無理せず休んだ方がいいですヨ!
てか仕事……。普通に休めるようにどーにかするべきだよなぁ~ハァ。

サテ、次回はいよいよ鬼コーチソンジュンがユニにご褒美を!でござるの巻。
大筋はできてるので、なるべく早くアップします~。ではまたっ!


ああ~前髪伸びてきたユチョが可愛いすぎるぅ~←きすみょんサイン会動画に萌え死




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2012/02/08 Wed. 02:25 [edit]

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